大正13年3月7日
3月7日(金曜日)
村社白岩神社の例祭のため、出勤せず、藤田町長代理の供進使として、同神社ヘ参向した。神饌料(4円)・幣帛料(10円)を奉進した。無事祭式を終了。ちょうど午後2時だった。
解説
この日は役場に出勤せず、町長の代理として白岩神社の祭礼に参列しています。神饌とは神様に捧げる食物、幣帛とは反物(布)類のことです。ここでは、それぞれ神饌料・幣帛料となっていますので、代わりにお金で納めたことがわかります。
この日に行われた白岩神社の祭礼は、現在では、歩射(ぶしゃ)としてよく知られている祭礼です。助役日誌も長く読み続けていると、毎年行われる恒例行事も、微妙にかたちを変えて行われていたり、あるいは全く同じように行われていたり、と比較することができます。
この年は、金曜日という役場の開庁日にもかかわらず、小見助役は役場へ出勤せず参向していますが、例年は、午前中は役場に出勤していました。祭礼の時間が変わったのでしょうか。
更新日:2024年03月07日