大正13年10月9日
10月9日(木曜日)、午前8時出勤。
午前中は普通事務に従事した。
船曳場補助金の件で、午前11時6分大磯発の列車にて県庁へ向かった。三宅氏が同行した。正午頃、横浜南明館に郷土県議を訪問し、県庁にて仙川技師並びに増井技師に面会した。種々依頼することがあったので高木技手と共に退庁した。ちょうど午後3時半頃だった。停車場構内(横浜)で食事を済ませ、すぐに大磯へ戻った。途中平塚駅で下車し、高木氏を同伴して夕食を喫し、午後8時7分平塚発の列車で帰場した。
午後10時頃に帰宅した。
解説
今日の小見助役は、午前中で通常の執務を終わらせ、町会議員の三宅悌吉と共に、船曳場工事の補助金の件について技師らに面会するため、県庁に出張しました。県庁に赴く前に面会したのは、この年の6月10日に行われた選挙で当選し、神奈川県会議員になっていた郷土久蔵です。技術者らに色々と依頼する必要があったようで、県庁内で話し合うだけでは足りなかったのか、平塚で途中下車し、食事を共にしたりして時間を割いています。
更新日:2024年09月05日