大正14年3月16日
3月16日(月曜日)、午前8時20分出勤。
午前9時に岡田町長は、県庁に行かれた。都合によっては、東京へも行く考えとの事だった。
午前0時半頃、宇治橋技手が来場した。高麗より旭村へ通ずる道路の件について町長に面談を求められたが、町長不在のため、明日午後1時頃に再び来場するとし、帰られた。
本日の午後、関東銀行大磯支店の預金代表者の3名が来場した。町長に面会を求められるも、町長不在のため、小生に依頼して帰られた。依頼内容は、預金代表者の2名に依頼する書面を発してもらいたということだった。
午後4時半に退庁した。町長は、帰場されなかった。
解説
高麗より旭村へ通じる道路の拡幅については、長らく、大磯町と旭村で意見の相違があり、進みませんでした。しかし、3月9日の助役日誌には、旭村が条件付きで譲歩したことが書かれています。これからどう進捗していくのでしょうか。気になります。
関東銀行は、関東大震災による支店の倒壊、現金の消失、貸付金の回収困難などの理由から、大正13(1924)年11月に営業を停止していました。今日はその預金代表者が来場し、依頼されたようです。具体的な依頼内容はわかりません。
更新日:2025年02月13日