大正13年9月24日
9月24日(水曜日)、午前7時40分出勤。
本日から、臨時職員として杉山文五郎氏を雇い入れ、戸籍の副本の作成を委任した。
午後0時30分頃、藤田町長と共に萩原唯一氏を訪問し、停車場庭園の土を岩崎邸から寄付された学校敷地へ運搬することを改めてお願いし、承諾をいただいた。
午後2時に一旦役場へ戻り、藤田町長はすぐに登記所建設場所に巡視に出かけた。午後3時20分に役場へ戻られた。
午後2時頃に、本年大磯町在住の高齢者取調べを終了し、結果を小学校長に報告した。
午後4時10分に退庁した。
解説
22日には小見助役が岩崎邸執事萩原氏を訪ねていますが、本日は藤田町長と二人で訪ね、正式に駅前の土を移動する場所の許可をもらいました。大磯小学校は震災でほぼ倒壊しました。新校舎を建てるにあたり敷地を広げるため、大正13(1924)年3月に中川嘉一郎氏から土地を譲り受け、5月には岩崎邸からの土地の寄付が決まっていました。本格的に新校舎建設を始めるのは、来年の大正14(1925)年9月からです。
更新日:2024年08月16日