大正10年3月1日
3月1日(火曜日)、午前7時30分出勤。
例年通り、本日から8時出勤。
本日は、戸籍謄抄本と死亡表を税務署へ送付、裁判所宛ての毎月の戸籍関係の諸届書を調製して送付した。
午後4時10分退庁。
解説
当時、町役場の開庁・執務時間は季節で変わりました。2月末までの冬の間は開庁時間が遅く午前9時~午後4時、3月1日から7月10日は午前8時~午後4時となりました。詳しくは、大正9年3月1日の記事をご覧ください。
税務署や裁判所に定期的に書類を送っていますが、当時は大磯税務署が山王町(現在の旧東海道松並木辺り)にあり、小田原区裁判所は現在と同じ小田原にありましたが、出張所としての登記所が神明町(現在の楊谷寺の隣り)にありました。当時は区裁判所又はその出張所が登記事務も行っていて、現在のように法務局に移行したのは新憲法および裁判所法が施行された昭和22年(1947)からです(大正9年12月25日の記事参照)。
更新日:2021年03月01日