大正15年8月21日

更新日:2026年07月31日

8月21日(土曜日)、午前7時30分出勤。

本日、来る28日当税務署庁舎増築並びに住宅建築入札の告示をした。

午前10時頃、大磯銀行員長島並びに駿河銀行員が来場した。町の預金について森町長に面会し、委細を相談した。明後23日午前中に解決する予定である。

本日、水道図の料金請求があった。

午後0時30分に退庁した。

解説

7月28日に協議した通り、本日税務署庁舎増築と住宅建築の請負業者の入札を告示しました。請負業者は大磯町に居住していることが条件でした。8月28日に入札し請負業者を決めることになりました。

大磯銀行は明治33(1900)年に開業しました。明治35(1902)年の火災時には、多くの町民に資金を融通し感謝されました。その後順調に業績を伸ばしましたが、関東大震災により資金繰りが悪化し、大正12(1923)年12月に営業を停止しました。預金者は預金額の2割しか戻らず、大磯銀行の倒産は人々に大きな不安と打撃を与えました。当時もう一つあった関東銀行も倒産しています。その後、駿河銀行が経営難にあった大磯銀行を買収し、大正13(1924)年11月に契約書を交わしています。本日、大磯銀行員と駿河銀行員が来場し町長と話し合いました。町の預金についてどのように解決するのでしょうか。

参考

鈴木昇『大磯の今昔』九、104~107頁

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