大正15年8月5日
8月5日(木曜日)、午前7時30分出勤。
午前9時半、曽根田青年団長が来場した。海水浴場の第2回余興として、噺方興行を来る7日夜に執行するため、町役場より舞台小屋掛の費用として約30円の補給を願う申し出があった。森町長の了解を得て、実行委員に賛成を求めることにして退場された。
本日、高麗邦道氏が小田原御料局出張所へ出かけた。高麗神社奥宮の修理と高麗より旭村へ通じる道路拡張のための御料林拝借を、濱所長に早く進めて貰えるよう申入れた。
本日、鴫立庵主後継者から催促があったので、現住者に立ち退きの請求をした。
午後0時30分に退庁した。
午後3時頃、三宅氏から電話で、鴫立庵主が立ち退く件は無理なので、原安民氏に対し、何とか返事をしておいて欲しいとのことだった。これは、伊達氏の電話を使用した。
解説
海水浴客を楽しませ、今後の集客につなげるためでしょう。青年団が余興を計画しています。資金援助を願い出ましたが、町からの援助は受けられるでしょうか。
今日の小見助役は、高来神社の神官が、山の上にある御宮の修理を御料局出張所へ申請に行くついでに、高麗から旭村へ通じる道路拡幅の許可も催促するように頼んでいるようです。高来神社周辺の工事は、高麗山を含めた土地が御料地であるために、拝借の手続きをしないと手を付けられませんでした。
また、鴫立庵の庵主交代にまつわる出来事が記載されています。当時の鴫立庵は、前年に第14世庵主・二宮松汀が亡くなり、庵主が交代する予定でしたが、未亡人がそのまま住み続けていました。7月16日には、町会で後継者は南本町出身の原安民(昔人)と決定し、未亡人には立ち退くように求めましたが、動く気配がありません。関係者は皆困っているようですが、この件は、まだ当分解決せずに長引いていきます。























更新日:2026年07月08日