大正14年2月5日
2月5日(木曜日)、午前9時10分出勤。
本日は、普通事務に従事した。
午後から、岡田町長は平塚町へ大相撲見物のため出張した。
午後2時半頃、大磯銀行の件について、各町村預金者の惣代7~8名が来場した。町長に面会を求められたが不在のため、小生が代わりに面談をした。明日、岡田町長に報告することとして、午後4時頃に散会した。
午後4時20分に退庁した。
解説
今日は、昨日に続いて大磯銀行の件で、預金者の代表らがやって来ましたが、町長は不在だったため、代わりに小見助役が対応しています。彼らは、銀行がどうなっていくのか心配でやってきたのでしょう。
町長は「大相撲」を見物に行ったようです。この当時は常設の国技館が関東大震災で焼失し、再建のための興行を各地で行っていたようです。また、この年に、皇太子摂政宮裕仁親王(後の昭和天皇)からの御下賜金で「摂政宮杯」が作られ、優勝者に贈られるようになり、相撲の人気は高まっていきました。この賜杯は、現在まで続く「天皇杯」となりました。
更新日:2025年01月07日