大正13年11月6日
11月6日(木曜日)、午前8時30分出勤。
本日は戸籍謄本事務に従事した。
本日、朝鮮入営兵が帰郷し、停車場で迎えた。
西小磯白岩神社脇の道路と隣接する地主の調印書を認め、西小磯の区長に送った。
午後5時に退庁した。
解説
助役日誌には、兵役を終えた者達の帰郷を駅で出迎えた、という記述が度々あります。この日は朝鮮入営兵の帰郷でした。日露戦争後の明治43(1910)年、日本は韓国を併合し、朝鮮半島の警備のため軍隊を派遣していました。大正9(1920)年12月1日の日誌には朝鮮へ入営する兵役者を駅で見送る記述も見られます。
またこの日は、西小磯の白岩神社脇道路を拡張するために必要な隣接地の地主達の調印書を、区長に送ることができたようです。
更新日:2024年10月10日