大正13年10月13日

更新日:2024年09月15日

10月13日(月曜日)、午前8時出勤。

本日は、通常事務に従事し、午後から戸籍謄抄本業務に従事した。

その間、郷土氏の自宅を訪問し、船曳場その他の件について打合せを行った。打合せ終了後、役場に戻りこの件について町長に復命した。すぐに復興委員並びに停車場落成祝賀会について、午後6時から町役場会議室に関係者を召集し、協議を重ねることとし、午後4時に一度退庁した。

午後6時から、復興会と土木委員を役場へ召集、郷土県議から話があった海岸防波堤船曳場補助金の県への請求報告と停車場落成祝賀式について協議した。協議の結果、明日午後1時から祝賀幹事を召集し、詳細を取り決めることとした。会用にお茶と団子を用意した。午後11時過ぎに散会し、帰宅した。

解説

前年の大震災により破壊された施設の復興は、未完状態であり、特に漁港・海水浴場は、被害が大きく、復興に時間を要しました。大正12(1923)年10月には、復興委員7名を決めて復興計画を進めてきました。郷土氏も復興委員の1人であり、午後6時からの会議の前に打合せを行ったものと思われます。漁港及び海水浴場の復興は、大正14(1925)年2月に着工され、7月に完成し、大正14年の海水浴シーズンに何とか間に合わせました。

震災により崩壊した大磯駅は、鉄道関係者の努力によりすでに復興がなされ、町長主催の完成祝賀会が、10月19日に実施することになっていました。小見助役はその準備のため日々忙しいようです。

参考

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