大正14年7月7日
7月7日(火曜日)、午前7時40分出勤。
午前10時頃、町長の命により長島書記と共に、台町火の見並びに鴫立庵庇の修繕及び化粧町火の見を踏査した。午前11時40分に帰場早々、町長に報告した。
大正13年分第1:48,300、内25,000、定期利360、改めて25,360
定期となる分を差引き残り23,300、この分は当座となる。
大正14年分第2:6日38,300定期
括弧内は小学校改築費(復興費低利五分町債)、教育費国庫負担金4,458円80銭で、6月・8月・11月・2月の四期に分けて頒布する。本年は1回につき大磯町ヘ金1,011円70銭入金される予定である。
本日、渡辺書記は私用のため欠勤した。
午後4時30分に退庁した。
解説
小見助役が調査しに出かけた「火の見」とは、「火の見櫓」のことです。大磯は、過去に大火に見舞われたこともあり、点検や修理等を欠かさないようにしていたのかもしれません。
また、この日の日誌に書かれた計算式のような部分は、大正13年度と翌14年度にかけて、県から借り入れる予定の復興費用の金額を計算したものと思われます。
更新日:2025年06月19日