大正14年6月16日
6月16日(火曜日)、午前8時30分出勤。
本日、渡辺書記は忌引きのため欠勤した。
本日、出勤途中より引き戻り、左部土木技手並びに長島主任書記と共に、西小磯の柳原橋復旧工事と、本年度国庫補助査定の橋梁を実地踏査した。終了後、出勤した。
本日、月番区長の堀江豊吉氏より、町税交付金について、二分を三分と訂正し交付することを申出られた。近いうちに、町長より町会議員に付議するはずである。
本日午後、山下漁業組合長が来場し、電灯費の件並びに照ヶ崎浴場岩礁掘削の件を町長に諮られた。
午後4時10分に退庁した。
解説
関東大震災で倒壊した橋梁の復旧や、海岸整備等が着々と進められています。
大磯漁港や海水浴場では、震災により海岸が隆起し、漁船の発着や海水浴に影響を与えました。大磯水産会や海水茶屋(現在の海の家)は、港と海水浴場の復旧工事を働きかけます。町は漁業組合と取り決めを結び、工事は、漁業組合が主体となって実施され、設計・監督は県に委託しました。
更新日:2025年05月18日