大正13年7月23日
7月23日(水曜日)、午前7時50分出勤。
本日、藤田町長は横浜の神奈川県農工銀行へ出張した。
午前中、戸籍編成に従事した。
本日、大磯銀行より株主総会の決議書の提出があった。
本日、平塚女学校の海水浴が終了したことの連絡があった。
本日、大磯駅長より停車場改築のため、公園を撤廃するとの届け出があった。
午後2時に退庁した。
解説
7月10日から始まった平塚女学校の海水浴は本日で終了です。平塚女学校とは、現在の平塚江南高校で当時は女学校でした。海水浴は学校の恒例行事となっています。
藤田町長は、昨日は平塚農工銀行へ、本日は横浜にある神奈川県農工銀行に出かけました。農工銀行とは明治29(1896)年、農工業の改良のために各府県に設立された銀行で、日本勧業銀行の子会社的な銀行でした。藤田町長の出張は、震災復興のために必要な資金の調達が目的です。海岸の破壊された堤防の修繕など、県庁へ何度も相談に出かけていました。ようやく融資が受けられる段階になったのかもしれません。
更新日:2024年06月13日