大正13年6月23日
6月23日(月曜日)、午前8時30分出勤。
本日、渡辺・加藤・梅田・小見・中西は度量衡の下検査を行った。午前中は西小磯部落全部を、午後は台町・茶屋町・裡道の3区を執行した。
本日も戸籍謄本に従事した。
本日、腸チフス患者が発生したので、午後から隔離舎へ入院させた。
午後1時から、臨時町会を開催した。出席者は奧野・柳田・飯島・脇・三宅・大内・梅田・平田・小見・豊田・奥山・二宮の12名であった。午後6時に無事閉会した。会用に新杵の茶菓2円分を用意した。
午後6時半頃退庁。
解説
度量衡とは、租税、貨幣、土地制度などの確立のために、計量に用いる長さ・体積・重さの基準を定めた制度のことです。日本では古くから尺貫法が用いられてきました。大正10年(1921)に国際的なメートル法への統一を決め、「メートル」「キログラム」を基本する度量衡法改正が行われました。
この日、小見助役も参加し5人の職員で度量衡の下調査に出かけています。下調査ですので、本調査が入る前に合格するためのチェックをしたと思われます。具体的にはどこの何をチェックしたのかは記載されていません。ものさしや升、秤を扱う商店や会社なのでしょうか。
更新日:2024年05月23日