大正12年7月2日
7月2日(月曜日)、午前8時30分出勤。
戸籍謄抄本事務に従事した。
来る7日土曜日に大磯海水浴場開きを執行し、各議員・各区長・諸管署長・駅長・助役・学校長等を簡易食堂において招致することを通知した。
午後4時20分退庁。
解説
いよいよ海水浴場開きの日が迫り、関係機関に宛て通知を送っています。この年は、海水浴場設備について、さまざまな改善が行われました。関係者等を招いた簡易食堂の設置もその一つです。この食堂は、大磯駅裏手の山裾にあった旅館・長生館が経営しました。大正12年7月1日付けの「横浜貿易新報」によれば、「間口12間(約21.6m)・奥行3間半(約6.3m)」とのこと。約41坪(約136平方m)ほどの広さがあったようです。
飯田福信・佐川和裕「新聞記事に見る大磯海水浴場事情」大磯町郷土資料館『年報』平成21年度 (PDFファイル: 6.6MB)
更新日:2023年07月02日