大正12年4月30日
4月30日(月曜日)、午前8時30分出勤。
藤田町長は私用で東京へ出掛け、欠勤された。
普通事務に従事する。
午後0時半頃から長島書記と共に茶屋町へ出張。3軒の宅地境界不分明の件で現場に立会う。南下町区長の加藤直治氏も立会の結果、関係者は納得し、示談となった。加藤区長が覚書3通を作成して、当事者に1通ずつ配布した。
午後4時20分、役場に戻り、退庁。
ブリ大漁。町役場の吏員一同にブリ10尾が贈られた。
解説
この日はブリが大漁でした。4月7日には1尾のおすそ分けがありましたが、この日はなんと10尾です。
刺身も良し、寿司も照り焼きも、とってもおいしい!なぜ、この時期のブリがとても脂がのっておいしいのか、調べてみましたところ、ブリは、この時期、産卵準備のため体に栄養をつけ、脂肪を貯え、丸々と肥えるそうです。
助役日誌には、成田山新勝寺へ大漁祈願に行く記載が何回かあります。大漁祈願の御利益もあったのでしょうか?
更新日:2023年04月30日