大正12年1月16日

更新日:2023年01月16日

1月16日(火曜日)、午前8時55分出勤。

今日も柏木書記欠席。

今日も戸籍謄抄本に忙殺した。

元治・慶応の米制を調製したうえで、梅田主任に渡す。

長島書記半引き。

町会議員代表として鈴木万吉と浅沼房吉の二人が、相模漁業株式会社の大漁を祈祷するため、成田山へ代参した。

午後4時退庁する。

解説

今日も栢木書記が欠席したので、戸籍事務が忙しくなりました。若干、愚痴みたいになっています。

「元治・慶応の米制」とは何を指すか、よく分かりませんが、幕末頃の年貢制度のことでしょうか。梅田主任は、過去に米麦検査員として登場しています(大正10年3月11日大正10年6月21日)。「主任」とありますので、それ以降に役職が変わった可能性がありますが、勧業方面の仕事に従事していたものと考えられます。とにかく小見助役は、戸籍事務の激務のかたわら、幕末の税制の調査もしていたと考えられます。

町会議員から鈴木万吉と浅沼房吉の二人が、相模漁業株式会社の大漁祈願のため成田山へ代参しています。現在でも観光地として有名な成田山新勝寺は、当時は武運長久などを祈願するお寺として知られていましたが、大漁祈願のご利益もあったのでしょうか。

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