大正12年6月11日

更新日:2023年06月11日

6月11日(月曜日)、午前8時30分出勤。

営業税調査委員の選挙を午前9時から午後3時までの間に、町役場の楼上で実施した。選挙長は藤田町長、立会人は原忠三・佐野音次郎の2名。投票有権者は大磯町102名。候補者は奥山絢三、補欠員は吾妻村の二見亀三。この2人を、大磯・吾妻・国府・旭・土沢の1町4村が、団結して選挙する。当選の結果は、6月15日に税務署によって発表される予定。茶菓1円50銭を新杵から購入。

午後5時過ぎ退庁。

午後10時頃、前校長の斎藤三郎氏が自宅へ転任の挨拶に見えられた。

解説

この日は、営業税調査委員の選挙が行われました。営業税の徴収にあたっては、100年前の当時、営業税調査委員会が設けられ、課税額を決定していたと6月2日の記事に紹介しましたが、委員の選出にあたっては、だいぶ事前の調整を行っていたことがわかります。果たして1町4村の「推し」の候補者は、当選できるのでしょうか?

6月8日の記事にありましたように、5月31日付けで大磯小学校の校長が交代しました。前校長の斎藤先生が、小見助役の自宅へ挨拶に来ました。夜10時という遅い時間ですが、地域の重役たちへ挨拶回りをされたのかもしれません。

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