大正11年9月5日

更新日:2022年09月05日

9月5日(火曜日)、午前7時50分出勤。

今日も、午前中は西小磯へ注射のため、長島・中西が出張。同時に妙輪寺にて、付近の住民に注射を実施した。

午後2時から、大川防疫官が出張され、化粧町において衛生講話がある予定。

今日は、毎月作成する裁判所あての届書を編成した。

午後2時頃、藤田町長は妙輪寺の注射場を巡視し、化粧町の衛生講話会場へ出張した。役場へは戻らず帰宅した。

午後3時10分退庁。

解説

文中で、「注射」と書かれているのは、腸チフスのワクチン接種のことです。現在では、ワクチンの集団接種を行う場所として、病院をはじめ、さまざまな公共施設が利用されますが、100年前は町内の寺院を利用することが多く、日誌にも度々記録されています。今回は、現在も北下町にある妙輪寺(日蓮宗)です。

また、前の月の8月21日、化粧町で腸チフス患者が発生したことを踏まえて、現地で防疫官が衛生講話を行っています。

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