大正11年8月28日
8月28日(月曜日)、午前7時30分出勤。
午前8時26分、梨本宮殿下・妃殿下が西小磯別邸でご滞在中のところ、ご帰京なされるため、大磯駅へ奉送する。
戸籍謄抄本事務に従事する。加藤収入役が欠席のため、収入事務を取扱う。
午後3時10分退庁。
解説
大磯には梨本宮家別邸、梨本宮伊都子妃の実家・鍋島家の別邸、李王家の別邸(滄浪閣伊藤博文邸、大正10年(1921)から李王家の別邸となる)がありました。李方子妃は梨本宮家の長女で、三家は親戚関係にありました。
この日の小見助役は、戸籍謄抄本事務に追われています。
参考
Report―大磯町郷土資料館だより― No.42 (PDFファイル: 4.8MB)
「大磯 鍋島邸の領収証」(p.4~)で、梨本宮家別邸、鍋島邸、李王家別邸について紹介しています。
更新日:2022年08月28日