大正11年7月30日
7月30日(日曜日)
忌引休暇
解説
この日は日曜日ですが、日誌には「同上」と記載され、小見助役が連続して忌引休暇を取っていたことがわかります。
さて、少し話は助役日誌から離れますが、ちょうどこの頃、1922年3月10日から7月31日まで、東京上野公園では平和記念東京博覧会が開かれていました。第一次世界大戦終結の平和を記念し、また殖産興業と貿易振興を目的として開催され、1,100万人もの入場者がありました。
3月7日の日誌には、小見助役はネギを出品するため、郡役所に届けています。これは「蔬菜(そさい)園芸館」に展示即売されたと思われますが、博覧会には平和館、美術館、電気工業館、航空交通館、食糧水産館、化学工業館、文化村など、他にも多彩な展示館がありました。
主催は東京府で、協賛会会長は渋沢栄一でした。来日したエドワード英皇太子も、来場しました。
更新日:2022年07月30日