大正11年6月15日

更新日:2022年06月15日

6月15日(木曜日)、午前7時50分出勤。

この日も引き続き佐藤・加藤・中西の3名で、午前9時より家屋調査のため出張する。

午後1時より電話新設申込者に対して大正11年分の抽籤を町役場楼上で行った。

普通事務に従事する。

午後4時10分退庁する。

解説

「この日も引き続き…」とありますが、家屋調査に関する記述は今日が初めてです。どのような調査なのかは不明です。

電話新設の抽選会は昨年の6月20日にも行われています。この時は、申込者26人に対して6人が当選という結果になりました。今年の抽選会の結果は、日誌に書かれていないので分かりません。

ちなみに、大磯町に初めて電話が開通したのが、明治34年(1901)8月7日で、横浜と大磯を結ぶ電話でした。各県庁所在地に電話が開通し始めるのが明治34年ごろからなので、大磯町は比較的早期に開通したということになります。早くから電話が開通した理由としては、大磯町が有力な政治家や豪商の別荘などが立ち並ぶ地域だったから、と考えられています。

参考

『大磯町史』7、p.286

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