大正11年4月24日
4月24日(月曜日)、午前8時出勤。
戸籍謄抄本事務に忙殺される。
北下町船揚場の新設について、漁業組合長及び北下町の区長を召集して、町長から詳細を説明した。
午後4時退庁。
解説
船揚場とは傾斜を付けて船を陸に曳揚げて保管する場所のことで、悪天候から受ける損傷を避けたり、船の補修をしたりする場所です。 4月12日の記事に、県の土木派出所の職員から船揚場の設計図について説明があったと書かれているため、この日は、その説明内容を、地元の区長たちに伝えたと考えられます。
神奈川県が平成29年(2017)に発行した『かながわの港湾』に大磯港の紹介があり、現在の港の施設一覧にも船揚場の記載があります。
参考
『かながわの港湾』神奈川県、2017年、p.10
更新日:2022年04月24日