大正11年12月1日

更新日:2022年12月01日

12月1日(金曜日)、午前8時30分出勤。

昨夜午前3時半頃、高麗地区において火災があった。出勤早々、有志が出火見舞いに近所を訪問した。

本日は、大磯停車場・改修開通祝を行う。大磯町より金20円を祝儀として贈る。

午後2時59分、休暇で帰郷した兵士を町長と共に迎えた。

戸籍編成事務に従事。

午後4時10分退庁。

解説

夜明け前に、高麗で火事があったようです。近隣へ出火見舞いをしたようですので、複数の家が被災したのかもしれません。

一方、大磯駅は祝賀行事を行っています。今年は、鉄道開業150年でしたが、大磯駅の開業は15年後の1887年(明治20年)。現在の駅舎は、100年前の当時とは異なり、3代目の駅舎になりますが、皇族等を送迎する貴賓室や、海水浴客で混雑するため夏場だけ開設する広い改札口・山側の旅館や別荘に滞在する人々の利便を図る小さな改札口などがあった構内の様子は、時代の流れと共に変化しました。しかし、風情のある平屋・三角屋根の駅舎は往時の名残をとどめ、2000年(平成12年)に「関東の駅百選」に選定され、2009年(平成21年)には、経済産業省の「近代化産業遺産」(社寺参詣や温泉観光・海水浴に端を発する大衆観光旅行の歩みを物語る近代化産業遺産群)にも選ばれています。

参考

歴代大磯駅駅舎の写真はこちらをご覧ください。

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