大正10年6月8日

更新日:2021年06月08日

6月8日(水曜日)、午前7時40分出勤。

栢木書記は、私用のため東京へ出かけて欠席。

戸籍謄抄本事務に忙殺。

献穀の件について協議が必要と、中郡役所及び高麗神官から通知を受けたので、明日9日午前9時に協議することを、耕作者の渡辺廣三氏へ通知した。

午後4時10分退庁。

解説

協議が必要とされた「献穀」とは、毎年11月23日に行われる宮中祭祀「新嘗祭」の儀式に使う穀物を献上することです。この年は、町内在住の渡辺廣三が栽培した、粟(あわ)を献穀することになっていました(4月18日参照)。現在も、全国各地から献穀地が選ばれて、米や粟などを栽培しますが、当時は、今以上に大変名誉なこととして、このあと、耕作地の地鎮祭や抜穂式など、関連行事が盛大に行われていきます。

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