大正10年4月18日
4月18日(月曜日)、午前8時出勤。
高来神社中の祭式のため、藤田町長が参加。礼拝されたため、町長は出勤しなかった。また、例祭のため、半日勤務。
午前10時から、中郡役所で、新嘗祭の献穀者について協議会がある予定。町長の代理として出張した。次の4人が、献穀者として選ばれている。
粟:渡辺廣三(大磯町)、田中安太郎(高部屋村)
米:柳川市郎(吾妻村)、石井博(成瀬村)
協議した後、昼食を取り、午後1時に散会。
午後2時頃から、台町の件について、仲裁成立のために尽力した結果、藤田町長の扱いによって、午後10時頃に台町の妙昌寺で調停式を挙げ、同11時半頃、無事に解決した。
解説
今日は、高来神社の春の例大祭の日です。現在は、山神輿として知られています。100年前の当時は、このお祭りのために、役場の勤務が半日勤務となりました。
新嘗祭の献穀は、現在でも行われています。一昨年に行われた大嘗祭では話題になりましたが、毎年行われる新嘗祭でも、献穀は行われています。100年前の大正10年は、中郡が対象地域となり、大磯からは渡辺廣三が粟を献穀することになりました。
台町の争いが、ようやく解決を見ました。お祭りもあり、今日は晴れやかな一日であったことでしょう。
更新日:2021年04月18日