大正10年4月5日
4月5日(火曜日)、午前7時40分出勤。
本日は、渡辺書記が三浦郡へ戸籍事務視察のため出張した。
本日も、加藤収入役は忌引きのため欠席した。明日から出勤する予定。
中郡農会と町農会で胡瓜苗床の第1回検査を行った。戸田技術員が西小磯へ出張した。
午後4時10分退庁。
解説
今日から2日間の日程で、戸籍事務の視察に、担当主任の渡辺書記が出張しました。当時の戸籍事務は役場の主要事務、また手書きで大変手間がかかる上に度々法律が改正されるなど、研修や視察が欠かせないものだったようです。(1月8日記事参照)
農業指導などを行う戸田技術員が、胡瓜(きゅうり)苗床の検査に出張しています。当時、野菜などの商品作物の需要が増加したことに伴い、大磯でも栽培が盛んになってきていました。西小磯地区でのきゅうり栽培は現在も続いています。農会とは、現在の農業協同組合とは異なる組織です。政府主導で農業技術の指導などを行うために作られ、国・府県・郡・町村と系統的に設置されていました。
更新日:2021年04月05日