大正10年1月7日
1月7日(金曜日)、午前8時30分出勤。
戸籍に関する届出綴りを調製し、死亡表を税務署へ送付、届書綴りを小田原区裁判所へ送付した。
本日、西小磯惣代と漁業惣代の4名が、国府津在住の椎野郁氏を訪問したが不在だったため町役場へ来て、仕事先の横浜市尾上町へ電話をかけてみた。椎野氏は横浜にもいなかったため要領を得ず、帰宅していった。4名とは、添田平左衛門・柳田良平・土屋長吉・仲川市太郎である。
午後4時10分退庁。
解説
今日は戸籍に関する執務のうち、税務署や裁判所へ書類を送付する手続きを行っています。
前年、1920年(大正9)12月14日に発覚し、12月22日から24日にかけて西小磯関係者が対応した西小磯の小台網をめぐる一件が、年が改まり動き出しました。
12月23日に、西小磯の関係者が椎野に交渉した結果、取りあえず、椎野による西小磯の小台網継続申請は、12月28日まで申請を見合わせることになりました。その申請が、約束どおり、旧年内になされたのでしょうか。改めて西小磯の代表者が交渉していますが、今日は連絡を取ることができませんでした。
定置網漁と西小磯地区の関係については、また改めて詳しく解説します。
更新日:2021年01月07日