大正10年9月6日
9月6日(火曜日)、午前8時10分出勤。
渡辺書記は忌引きのため欠勤。そのため、戸籍事務を取り扱った。
午後0時30分退庁。
帰宅途中に、境界争いの件に立ち会った。当事者双方が承知した上、後日、垣を直すことになった。
午後1時50分頃帰宅。
午後7時、宣仁親王殿下が大磯駅を御通過。藤田町長が奉迎された。
解説
昨日、父親が亡くなった渡辺書記は欠勤です。
皇太子の帰国奉迎のため東京に戻った宣仁(のぶひと)親王(大正天皇第3皇子)が、この日また大磯駅を通過しています。彼は当時16歳、8月に学習院中等科から広島県江田島にある海軍兵学校本科に編入したばかりでしたので、すぐに戻らなければいけなかったのでしょう(9月2日参照)。
更新日:2021年09月06日