大正10年8月25日
8月25日(木曜日)、午前7時50分出勤。
西小磯定置網の件で、郡役所の池田書記に面会。関係先への書類提出について依頼する。
本日は普通事務に従事する。
午後0時20分退庁。
解説
大正8年、9年(1919、1920)とブリの不漁が続き、鰤(ブリ)敷網組合と丸越漁場の合併で、相模漁業株式会社ができました(2月2日の記事参照)。大正10年(1921)のブリ定置網の漁獲高は、金額にして20万円と、新会社にとっては実に好調なスタートとなりました(『大磯町史』7、p.422)。
ブリ漁を除き、明治期末から大正期にかけて、相模湾沿岸の漁業は不漁と物価高騰により維持費がかさみ、漁業従事者は転業する人が多かったと、当時の新聞「横浜貿易新報」で報道されています(『大磯町史』3、p.480)。
更新日:2021年08月25日