大正15年8月26日
8月26日(木曜日)、午前7時30分出勤。
本日、当町役場において自転車鑑札の付け替えを行うため、県税務官の高梨四郎氏が出張してきた。
昨日、厚木署長より、元税務署官舎売渡の件について回答があったが、回答が遅かったため、すでに28日に入札することにしたと森町長から返電した。
本日、帝室林野局秦野出張所の畑卓二氏に対し、高麗山麓道路の敷地拝借予定地踏査の依頼状を出した。
昨日、山王町の佐野氏より区長候補を取りやめる申し出があったことを、町長より聞かされた。
午後0時30分に退庁した。
解説
自転車の鑑札付け替えについては、大正13(1924)年6月3日と4日の助役日誌にも記述があります。この当時自転車は高級品とみなされ、県税と市町村税の対象でした。大正8(1919)年に選挙権が「25歳以上の男子で、国税3円以上の納税者」に改められた際は、自転車の所有者は選挙権を得ることが出来ました。高額な課税だったことが分かります。自転車鑑札は納税した印であり、付け替え作業は町役場で行っていました。鑑札の取り換えは町の税収にも関係することなので、重要な仕事です。しかし、自転車税廃止運動が徐々に高まり、昭和15(1940)年に県税は廃止され、市町村税として年2円程度の納税となりました。そして昭和33(1958)年には荷車税と共に廃止されました。























更新日:2026年08月02日