大正15年6月3日
6月3日(木曜日)、午前7時30分出勤。
本日も渡辺書記は、壮丁1名を川崎市徴兵署で検査するという理由で、付添いとして出張した。
来る5日午後8時、学務委員を召集することになった。
午後1時30分頃、税務監督局の河西金城氏が来署した。当税務署に出頭し面会を求めたところ、同署増築について至急を要するので是非工事に着手して頂きたいと、依頼された。
本日、第1消防小屋の修繕費300円を、警察署を経て請負師から請求された。明日支払うと返答した。
本日、渡辺書記は、川崎市徴兵署に徴兵者1名の検査のため出張した。
本日、関東興信銀行大磯支店の預金書替えをした。
午後4時10分に退庁した。
解説
今日の小見助役は、昨日県庁で校長と技師が面会出来たので、早速小学校の工事を進めようと、明後日に学務委員会を開くことを決めたようです。
午後になり、面会したのは税務監督局の職員で、税務署増築工事の早期着手を念押しされてしまいました。税務監督局は、現在の国税局にあたります。
また、警察署の新築に伴って、本格的な消防小屋も新たに完成し、その小屋の建築費が請求されました。当時、消防組織の管轄は警察でしたが、諸費用については町村の負担とされていたからでしょう。
預金書替えについての詳細は分かりませんが、関東興信銀行は、大正14(1925)年12月15日に創立・開業した銀行で、昭和7(1932)年11月には横浜銀行の前身となる横浜興信銀行と合併しています。
5月31日の日誌にもあるように、100年前の当時、徴兵後の入営に際しては、兵事担当書記が付き添いました。今日の記述を見ると、大磯とは別の場所で、個別に徴兵検査を受けることになった若者にも付き添っていたようです。このところ、小見助役は様々な仕事が重なって、しかも順調には進んでいないように見えます。疲れていたのでしょうか、渡辺書記について同じことを2度書いてしまっています。























更新日:2026年05月08日