大正15年5月10日
5月10日(月曜日)、午前7時30分出勤。
午前9時、群馬県桐生区裁判所管内の内、山田郡桐生市書記の笠原潔、廣澤村書記の荻野逸二、相生村書記の蛭間正一、矢場川村書記の中村真五郎、休泊村書記の鹿山三郎、韮川村書記の原島九一、境野村の田中清作、川田村書記の高野啓輔、毛里田村書記の大塚実の9名が、小田原区裁判所の照会で当町役場戸籍事務視察に来場した。午前11時に散会し、退場された。
本日、小学校において父兄会ならびに学務委員会を開催し、小職が多忙のため栢木書記が代わりに参加した。学務委員会は、欠員が多かったため流会した。出席者は、霜島・奥山・浅沼・渡辺で、早退4名、三宅・郷土の2名は欠席した。用件は不明である。
本日から当町春季大清潔を行い、長島・加藤・中西の3名が高麗方面に出張した。
午前10時頃、県の検税吏員である山田義武と木下寛治の両名が来場し、臨検した。佐藤書記が取扱った。
本日、小学校において幼稚園開園式があったが、小職は公務の都合で参列しなかった。
午後4時20分に退庁した。
解説
今日は、群馬県にある桐生市と、その近隣9か所の村の書記達が、戸籍事務の視察に来場しています。名前が挙がっている村々は現在、広沢村・境野村が桐生市、矢場川村・休泊村・韮川村が太田市、川田村は沼田市のそれぞれ一部になっています。今日の小見助役は対応に忙しかったのか、その他の行事や会議を欠席しています。
学務委員会は、出席者が少なく流会になりました。委員会は、町長始め担当の町会議員が話し合う場ですが、議員がそれぞれの本業を優先し、欠席多数で流会するのは当時珍しいことではなかったようです。
また、小学校で行われた「父兄会」とは保護者会のことですが、家父長制に基づいた呼称であり、現在では実態に合わないとして使われなくなった言葉です。また、小見助役は式を欠席しましたが、幼稚園はこの日が創立・開園日でした。園舎は新しくなった小学校の敷地内に設けられました。























更新日:2026年04月25日