大正15年5月8日
5月8日(土曜日)、午前7時出勤。
午前7時30分、中郡役所において、本年度大磯町・他2ヶ村(大山町・南秦野)の徴兵検査が執行されるので参加した。当町受検者(本籍92・寄留9)は計101名で、甲種28名・寄留甲種2名だった。午後3時半に無事終了した。すぐに帰場し、午後4時30分に退庁した。
解説
今日は早朝から、大磯町と他2ヶ村の壮丁(20歳になった男子)を対象に、徴兵検査が行われました。今までの日誌には見られなかった、受検者の内訳と結果が書かれています。まず内訳にある「寄留」とは、本籍地とは別の場所に、90日以上居住することです。市町村長に届出が必要で、主に親戚や知人宅に身を寄せたり、別荘に滞在する人が該当しました。徴兵検査の結果は、上位から順に甲種・乙種・丙種に分かれますが、ここでは「甲種」の人数のみ書かれています。「甲種」は身体が健康で、兵役に最も適しているということになります。ただしこの当時はまだ、全ての甲種合格者がすぐに兵役に就いたわけではありません。この中から、その年度に必要とされた人数が軍の連隊区司令部から通知され、現役入隊する者として抽選で選ばれ、残りの合格者は後備役とされました。























更新日:2026年04月09日