大正15年5月1日
5月1日(土曜日)、午前7時30分出勤。
午前9時30分、大磯警察署長に面会した。第一部消防小屋修繕の件について、署長に一任した。設計と工事も署長から県の監督に請負することを依頼し、材料の一部は、署の古材を無償で用いることにした。署長は、「これより当町の発展に尽力する」と申された。
本日、蜜柑同業組合の費用の金20銭を藤田収入役に納入した。
午後0時30分に退庁した。
解説
100年前の当時、大磯警察署は現在の消防署の場所にありました。消防組織として各町内に消防組が置かれていましたが、統括する消防署はありませんでした。また、手動式消防ポンプなどの大きな消火機材は、警察署敷地内の小屋に置かれていたようです。この日、小見助役が署長に面会した理由は、小屋修繕の件と書かれていますが、4月に異動があり新たに佐藤署長に交代したこともあったでしょう。一任した署長から、「町の発展に尽力」という言葉が出ていますが、記録によれば、この年の7月に、警察庁舎は別荘所有者等から多額の寄付金を受け、関東大震災による被災後初めてとなる本格的な改築を行いました。小屋も同時期に修繕されたのかもしれません。























更新日:2026年04月03日