大正15年10月7日
10月7日(木曜日)、午前8時出勤。
長島書記から、税務署の電信変更の件について町長に復命があった。
本日、尾上耕地整理主事より、西小磯に出張し、現場踏査をする予定だが、本日は雨天のため現場踏査を見合せ、天候が快晴次第出張すると、申し出があった。
本日、梅田消防組頭が来場し、町長並びに栢木書記と消防夫勤続精勤並びに元組頭賞状について種々打合わせをした。
本日、下田喜太郎氏が来場し、高麗火の見改築の見積書を提出された。高さ8間で、工費見積高595円だった。見積書は、町長が保管された。
午後4時に退庁した。
解説
今日はまず、増築中の税務署建物における不都合について、昨日横浜まで出張した長島書記から、町長に報告がありました。
また、天候不順で延期となった県主事の現場踏査とは、旭村(現・平塚市旭地区)と大磯を繋ぐ道の開鑿(かいさく)工事のため、必要な用地を確保するためのものです。9月25日にこの件について、まずは土地提供者との調印が必要とされました。この道路は、高麗の高来神社脇から山下へ抜けていくルートと、西小磯の白岩神社脇から万田へ抜ける2つのルートで計画されました。高麗側は、すでに御料地払下げをもって土地を確保し、工事が始まろうとしています。しかし白岩神社側の計画は、旭村との間でなかなか意見が一致せず、長引いてきた事案です。ようやく動きが見えてきました。
今日は、その他にも、消防夫の表彰の打ち合わせがあり、高麗・火の見櫓の見積り書も出来上がって来ました。高さ8間は、約14.5メートルで、平屋が多かった当時なら、かなり遠くまで見渡せたことでしょう。























更新日:2026年09月09日