大正15年10月4日
10月4日(月曜日)、午前8時出勤。
午前9時半頃、山王町区長問題の件について、隣町区長の二宮定吉・小川金太郎並びに元月番区長の松尾千代吉氏の3名が来場した。町長に面会を求めて色々話をした。
午後1時、税務署建築場を巡視した。
午後2時半に役場へ戻った。同時刻に、梅田消防組頭が来場し森町長に面会し、元消防組頭の表彰式について相談された。その際、梅田組頭は、高麗消防器具置場並びに火の見櫓の改築の見積書を、下田喜太郎氏にお願いする予定だと話して退場された。
午後4時に退庁した。
午後7時から、海水浴場委員を町役場に召集し、本年度浴場費の精算をした。出席者は、二宮・柳田(勇)・宮代(師)・真壁・山梨・鈴木・小島(玉)の7名で、欠席は、郷土・曽根田の2名だった。予算総額は1,490円で、消費額1,451円460銭を差し引いて残り38円54銭で、さらに雑費7円05銭を差し引いて31円49銭だった。その内、金賞与として杉山事務員に金10円、加藤監視人に金5円、救護船頭2名に2円50銭ずつ支払い、総残額は金11円49銭と決定した。なお、明細書は通知書綴にある。会用に三引屋へ1円50銭分の菓子を注文した。午後10時半に散会し、すぐに帰宅した。
解説
山王町の区長がなかなか決まらないようです。昨日は町長自らが動いていたようですが、今日はまた、隣町の区長や元区長までが町長に面会にやって来ました。
高麗地区では、消防器具置場と火の見櫓を改築するようです。この当時、消防のための道具類は、近代的なポンプ車などへと移り変わり、火の見櫓も、低い木製の物から金属製の高い櫓に変わって行きました。組頭が町長に見積書の話をしたのは、消防組織を監督するのは警察署でしたが、経費は、町が負担するものだったからです。
また今日は、海水浴場委員によって、この夏の海水浴場の経費の精算が行われました。町営の海水浴場は、町の経済活動の大きな柱でしたが、一方で、相応の経費がかかっていたことがわかります。























更新日:2026年09月06日