大正15年1月30日
1月30日(土曜日)、午前8時30分出勤。
本日、中郡役所主催による報徳講社の講演会を当町役場楼上において開催した。
午後7時より協議会を開催した。故加藤高明伯の葬儀と旭村長からの高麗道路の件について協議した。加藤伯の葬儀には大磯町として金10円をお供物料として持参し、助役が告別式に参加することとなった。当議員も代表として真壁・鈴木・柳田が参加の予定である。午後10時半頃に散会し退庁した。
解説
「報徳講社」とは、二宮金次郎(二宮尊徳)の思想を広める団体です。二宮金次郎は貧しい農村の指導者として、多くの地で農業の発展に貢献した人物です。小田原の栢山には生家が残されており、二宮尊徳記念館になっています。かつては柴を背負い本を読みながら歩く像は、勤勉の象徴としてどこの小学校でも見ることが出来ました。
また、大磯に別荘のあった第24代加藤高明内閣総理大臣が、12月28日に議場で倒れ現役で亡くなりました。66歳でした。関東大震災後の総理大臣として、災害復興や経済の混乱の対応に尽力しました。さらに、軍縮や議員削減を行い、初めての男子普通選挙法(25歳以上の全ての男性が選挙権を持つ)を実現させました。同時に労働運動・農民運動の激化を収めるために治安維持法を制定しました。加藤は三菱財閥創始者である岩崎弥太郎の長女春路と結婚し、大磯海水浴場を開設した松本順の邸宅を譲り受け(駅裏の妙大寺から御岳神社までの敷地)、別荘としました。つい最近まではご子孫が住んでいましたが、現在は分譲された家々が建っています。























更新日:2026年01月08日