大正15年1月9日
1月9日(土曜日)、午前6時50分出勤。
本日は、入営兵士の見送りに従事した。役場前において一応の注意をし、奥山会長が万歳をして、午前7時50分に兵士が出発した。
午前10時頃、小学校において坂谷男爵の講演があった。終了後、養徳園の立札を立てた。
午後1時に退庁した。
解説
今日は、徴兵された若者達が出発して行きました。万歳をして送り出したのは、在郷軍人会会長を務めていた奥山絢三です。彼は、北本町で米穀商(近江屋)を営み、同時に郵便局長や町会議員も務めた人物です。
また、講演をした坂谷男爵とは、政治家・法学博士で渋沢栄一の娘婿だった阪谷芳郎(さかたによしろう)のことです。彼は、岡山県出身で、大蔵省の官僚から、日露戦争時に大蔵大臣となって手腕を発揮しました。その後、東京市長・貴族院議員を務め専修大学の学長となりました。残念ながら、講演の内容や、「養徳園」の立て札について詳細は分かりません。























更新日:2025年11月28日