大正14年1月27日

更新日:2024年12月21日

1月27日(火曜日)、午前8時30分出勤。

本日、収入役が出勤したので、すぐに昨日の収入金を渡した。

本日金目村において、中郡共立中学校を設置する件について、同郡町村長会があったが、岡田町長は欠席した。

本日岡田町長より、震災罹災者に救助金六千円余りを配当する件について、主任書記と共に立案の草稿を頼まれた。その他、普通事務に従事した。

午後4時半頃、町長と共に退庁した。

解説

金目村は金目川(花水川)の上流、秦野に通じる道の途中(現・県道62号線)にある川沿いの村です。江戸時代から教育に熱心で、明治になると自由民権運動が活発化しました。明治19(1886)年には、金目の宗信寺に大住郡・淘綾郡・足柄上郡による「三郡共立学校(現・県立秦野高校、元・県立平塚農業高校)」が創立されました。また、村の有力者の宮田寅治が鍼医の秋山博に働きかけ、明治43(1910)年、視覚障害者のために私立中郡盲人学校(現・神奈川県立平塚盲学校)を設立するなど、教育や福祉に熱心な土地柄でした。初代校長は二宮の伊達時で、創立功労者に大磯の近藤市太郎らがいました。

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