大正13年12月23日
12月23日(火曜日)、午前8時30分出勤。
本日、助役は船曳場の件について県庁へ出張し、郷土氏に面会して午後4時頃に役場へ戻った。
その後、所得税調査並びに営業税調査委員の件について、役場にて種々協議をした。
午後6時頃に退庁した。
解説
震災復興の大きな課題であった船曳場の工事も急がなければなりません。前年の関東大震災で約2メートル隆起したといわれる海岸線は大きく地形が変わりました。このことは漁業を生業としている漁師さんたちにとって深刻な問題でした。船曳場の復旧工事が開始されるにあたり、小見助役は県会議員の郷土氏に相談するため県庁へ出張したようです。
更新日:2024年12月08日