大正13年11月26日
11月26日(水曜日)、午前8時30分出勤。
本日は赤十字社本年第3期年醵金(ねんきょきん)の切符の記名に従事した。さらに、裁判所へ提出する謄本を作成し、収入役が平塚に出張したため、代わりに収入金を取扱った。
午後3時から、町会議員を町役場ヘ召集し、海岸防波堤・船曳場復旧工事並びに旭村へ通じる道路拡張の件を協議した。同時に漁業組合幹部を召集し、宇留島・加藤・平田の3名が来場した。費用の分担など種々協議した結果、町は復旧工事の補助金として18000円を支出し、復旧事業の内容は組合へ委託することを仮決定した。道路の件は明日、町助役と町議より渡辺、平田の計3名で旭村役場へ出向き、1回目の正式な協議を申出ることとした。午後7時半頃散会し、帰宅した。町会議員の夕食として松月へ天丼14個を注文した。
解説
100年前の当時、旭村へ通じる道路は狭く不便だったため、2つの道路改修案が出されました。1つ目は高麗から旭村へ通じる道路(高麗山の東側山麓の道:高来神社から生涯学習館を経て山下に抜ける道)で、2つ目は白岩神社から旭村へ通じる道路(大磯丘陵の西側山麓の道:白岩神社から赤坂団地入口を経て平塚万田に抜ける道)です。今回話題にあがったのは2つ目です。道路の拡張なので、道路の測量や耕地整理組合との話し合い、費用の分担など協議しなければならない事がたくさんあります。話がうまく進むと良いですね。
更新日:2024年10月24日