大正13年10月20日
10月20日(月曜日)、午前8時20分出勤
本日、渡辺書記及び梅田雇は、午前9時から大磯方面へ養豚の注射を行うため出張した。
本日、駅長に託して祝賀式場を片付けた。
午前11時半頃から、来る24日芝専売局慰安会の式場並びに便所等の設備場所を職員及び豊田・斉藤等と共に実地踏査した。午後2時半頃役場に戻った。
午後3時半頃、三宅・郷土両氏が祝賀会の件で来場した。町長とその他4名のため、松月へ弁当2人分と蕎麦5杯を注文した。
午後9時に帰宅した。
解説
芝専売局慰安会は、専売局の煙草芝工場の第17回職工奨励会のことで、従業員だけでなく関係者も招待しています。参加者は2400名で、場所は、明治期から大正期にかけて、「煙草王」と呼ばれた実業家村井吉兵衛の別荘でした。大磯町は、今回だけでなく何回か受け入れの協力をしています。
参考
鈴木昇『大磯の今昔』(九)p122~129
更新日:2024年09月15日