大正13年10月19日
10月19日(日曜日)
本日は祝賀会の当日であり、鉄道側の来賓・隣町村長・諸官署長・学校長・新聞記者・代議士・その他有志若干名の招待者がいた。余興は、雨天のため見合わせとなったが、園遊会は、盛況であった。式典終了後、区長及び議員一同役場へ引上げ、余興について協議した結果、余興は中止とした。
午後6時頃、委員に一任しその他は退場した。委員の三宅・奥山・浅沼・大内・関野・武藤並びに町長・助役立会のもと、祝賀会費の計算を行い、夕食の弁当を喫し、あとを助役に一任して、午後7時半頃に退場した。運送店と町との寄付金については、明日協定する予定である。
解説
今日は大磯駅舎復興祝賀会の当日です。この数日間準備を進め、ようやく開催日となりました。会は盛大であったようでしたが、昨日、徹夜までして対処した余興は雨のため中止となってしまいました。とても残念です。
参考
鈴木昇『大磯の今昔』(九)p119~122
更新日:2024年09月15日