大正14年7月25日
7月25日(土曜日)
本日、午前7時?(未記載)分大磯駅発の汽車にて海水浴場委員の真壁時次郎・山梨角蔵・小見助役の3名は、鎌倉・逗子・葉山・三崎方面の海水浴場を視察し、午後9時頃に帰宅した。
本日、杉山事務員より、大磯海水浴場では大波のため海水浴客が1名溺死したとの報告を受けた。
解説
2日間延期していた三浦方面の海水浴場視察団である小見助役含む3名は、お天気が回復したので出張に出かけました。お天気が回復したとはいえ、大磯海岸では海が荒れていて行方不明者が出ました。当時から安全に海水浴が出来るかどうかを判断していたと思われますが、被害者が出てしまいました。小見助役と海水浴場委員の3人は不在でした。出張から夜遅く帰宅して報告を受けた時は驚いた事と思います。
更新日:2025年07月08日