大正14年7月9日

更新日:2025年06月19日

7月9日(木曜日)、午前8時20分出勤。

本日、郡役所廃止反対に関する件を、広島県忠海町長の望月忠吉氏より通知があった。

午前11時半頃、水道試掘器具が役場に到着した。すぐに高麗の小島栄太郎氏に依頼して、預けた。

本日も、海水浴場余興費の支払をした。残金26円33銭の内、佐藤為太郎他5人分、金15円93銭を支払った。残金10円40銭を小見が預り置いた。

午後4時30分に退庁した。

解説

大正10(1921)年、すでに政府は郡制度廃止法案を可決し、大正12(1923)年には自治体としての郡(郡会、郡の自治財政)は廃止されていました。しかし、それに反対する人々が各地で「郡役所廃止反対同盟会」等を結成して活動をしていました。忠海町長だった望月忠吉も、その一人だったようです。忠海町は合併により、現在は広島県竹原市の一部になっています。

今日は、待っていた水道試掘用の器具が届きました。水道敷設は、宮代町長が就任と同時に熱心に進めています。すでに予算も決まり、今月中に試掘を始める予定となっています。この件は、今後の進展が記録されていきます。

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