大正14年6月30日
6月30日(火曜日)
午前8時30分出勤。
午前10時頃、平塚高等女学校の關靖氏が、例年通り7月10日から向こう10日間、生徒の海水浴を実施するため、町役場へ挨拶に来た。
本日、火葬場の工事費1370円の内、金300円を、請負人鈴木瀧三郎に渡した。
本日、町長は、自宅に来客があるため、午後3時半に早退した。
本日、西小磯西柳原橋の震災復旧工事及び両袖を、526円にて地元に請け負わした。
本日、梅田仙太郎検査員は、京都府下丹後宮津辺へ中郡農業の視察団員となって出発した。
午後4時10分に退庁した。
解説
平塚高等女学校は、大正10(1921)年に開校しました。戦後の昭和25(1950)年に男女共学となり、現在の県立平塚江南高等学校となりました。大磯には毎年海水浴に来ていました。高校のある平塚市諏訪町から歩くと約4キロ余り、1時間です。元気な女子高校生は、道中も楽しく歩いた事でしょう。
更新日:2025年06月06日