大正14年6月22日
6月22日(月曜日)、午前7時30分出勤。
本日、山中技手より書面を受け取った。すぐに回答をした。
午後より両宮代議員と中西議員が来場し、上水道敷設計画について水道調査委員会会則の草稿を作成した。町長からの命により、助役と長島主任書記も参加した。蕎麦盛りを6つ注文した。本日、水道試掘費予算3000円を計上することとし、栢木主任書記が提案をすることになった。
本日、海岸階段の震災復旧工事3ケ所の入札は、予定価格813円のところ、最低入札価格875円となり小島兼吉が落札する結果となった。本人の承諾を得て、明日契約書を提供する予定である。
午後4時半に退庁した。
解説
上水道敷設計画について、山中技手の調査結果を受け試掘を実施することになりました。大正14(1925)年の大磯ではどの程度水道の設備が進んでいたのでしょうか。現在でも町なかには、昭和まで飲料水として使われていた井戸がたくさん残っています。この計画も井戸水を利用するものと思われます。蛇口をひねると水が出てくる近代的な水道はまだまだ先のことです。
更新日:2025年06月06日