大正14年4月27日
4月27日(月曜日)、午前7時30分出勤。
本日から代理助役の職印を用いる。午後3時、岡田町長より代理助役小見忠滋に対し、事務引継ぎを終了した。
午後5時、岡田元町長が送別の会を設け、小職並びに役場吏員一同を役場に招待した。午後6時に終了し、退庁した。
[岡田元町長からの財政に関する引継ぎ内容]
・金10,275,440(震災寄付金)
・金4,604,740(罹災救助寄金)
・金1,134,750(関東銀行・大磯銀行担保上債利札)
・金4,232,000(静岡県へ支払うべき代金)
・金118,000(病舎道修理請負)
大正14年4月27日、元大磯町長岡田純夫が押印し、前書の通り引き継ぎをした。同日に大磯町助役小見忠滋職印を押印した。
解説
岡田町長の辞任により、小見助役は町長代理として忙しい日々を迎えることになります。岡田氏から書類を引継ぎ、小見助役が町長代理として様々な案件の処理をします。財政に関することも多く、正しく引き継いだことが分かるように、書類に小見助役の職印を押印しました。
岡田町長は今年の1月19日に着任したので、在任はわずか3ケ月でした。
更新日:2025年03月29日