大正14年4月23日

更新日:2025年03月29日

4月23日(木曜日)、午前8時出勤。

本日は普通事務を取り扱った。

本日、町長より常島林野管理局長あてに、元林野管理局出張所の跡地払い下げの依頼書を提出した。同じく元厚木税務署の建物払下げの件も、東京税務署監督局長宛てに提出した。

午後から選挙会場の準備に取り掛かり、終了した。

午後5時に退庁した。

解説

林野管理局出張所は、現在のなかよし公園にありました。

明治2(1869)年、版籍奉還により、それまで各藩が所有していた藩有林と社寺有林、所有者が不明の山野森林等が、明治政府に編入され国有林となりました。明治14(1881)年、農商務省が創設されると、農商務省山林局の所管となり、明治19(1886)年~明治22(1889)年に、国有林の一部が宮内省御料局として分離独立しました。

御料林の管轄地は、近辺では平塚中原御殿の松林(徳川所有林)、高麗山(徳川御朱印地)、伊豆箱根の官有地があり、御料局静岡支庁平塚出張所で管理していました。明治26(1893)年、大磯の茶屋町に移転し大磯出張所と改称され、その後現在のなかよし公園に移転しました。明治41(1908)年、御料局は帝室林野管理局と改称し、大正13(1924)年、小田原出張所に移転しました。今日の日誌に書かれている跡地払い下げは、移転による跡地のことです。

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